父と子が乗り合わせていた乗用車が事故に遭いました。残念ながら父親は即死。ひん死の重傷を負った少年が病院に運び込まれました。その少年を見るなり病院の医師は大声で叫びました。「この子は私の息子です!」と。
さて、少年と医師はどういう関係でしょうか?
この話は岡山市教育委員会の出している「人権ハンドブック」に載っていました。パッと読んで、父親が二人いる複雑な家庭を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。
その医師が女の方でその少年の母親と考えると、特に複雑な家庭ではありませんね。私たちは医師という職業だけで男性をイメージしてしまったわけです。固定観念というものは恐ろしいものですね。