灯籠(別名キリコ灯籠)
 7月31日、本年初盆を迎える仏さんのおられる家に「初盆灯籠上げ供養」に参ります。灯籠(別名キリコ灯籠・・・白木・組立式のもので六角のものが多い)を用意しておいてください。そして、できれば、初盆を迎える仏様を「お床」にお出しし、お茶湯とお花とお供え物等をお供えしてお祀りください。法事のような祭壇は必要ありません。その他のご先祖様は、八月のお盆のお経参りに合わせてお床にお祀りされればよろしいでしょう。

「初盆灯籠上げ供養」
 初盆は満中陰(四十九日)をすませて初めてお盆を迎える、新しい仏様の供養です。灯籠に献燈供養の経文と法号を紙に書いて(お寺で用意します)張り、七月三十一日夜から九月一日の朝まで三ヶ年間軒下又は廊下に掲げ、お燈明を上げて(豆球をつけて)供養します。その後は、経文と法号の紙をはずして毎年出されればよいでしょう。ご親族や知人からのお供えの灯籠は、八月七日(七日より早くてもよろしい)から十五日までお祀りし、十五日の夜焚きます(精霊送りに出してもよろしい)が、少しは残しておいて毎年お祀りしてもよろしいでしょう。初めてお盆をお迎えする新仏様に、心のこもったお持てなしをしましょう。
 
なお、以上は太然寺の例ですので、地域、お寺によって違います。ご了承下さい。